実績紹介
再開発・リーシング
新たな営業施策を取り入れ、
目標期間内で当社過去最大級500戸以上の成約を実現

総戸数2,700戸を超えるタワーマンション。その中で約530戸を占める賃貸住戸の入居者募集から成約・引っ越しまでを目標期間内に完了させることが、このプロジェクトの課題でした。
三井不動産レジデンシャルリースは、これまで培った経験を活かしながら、従来のリーシング手法にとらわれない新たな施策を取り入れることで、プロジェクトを成功に導きました。
プロジェクト成功のポイント
- 都心のタワーマンションの集客実績をもとにした、新しい広告手法
- エリアや顧客属性など、異なる強みを持つ仲介会社6社との協働
- 営業施策を複数用意し、入居申込状況に合わせたシナリオを推進
- デジタルを活用した、安心してご契約いただける仕組みづくり
背景・課題
エリアの一時的な供給増や様々な制約がある中での「タワーマンション」のリーシング
「パークタワー勝どき」は、地上45階建てのミッドと58階建てのサウス、2つの棟からなる分譲型タワーマンションです。総戸数2,700戸のうち約530戸が、三井不動産レジデンシャルリースが管理する賃貸住戸として募集され、数多くのマンションを管理する当社にとっても過去最大級のリーシングとなりました。
勝どきエリアには、「パークタワー勝どき」以外にも「HARUMI FLAG PORT VILLAGE」などの新築賃貸マンションがあり、一時的な供給増加にもなっている中、他物件と差別化を図り、短期間で多くの入居希望者を集める必要が生じていました。仲介会社や入居希望者には、それぞれの住戸の情報を正確かつスムーズに伝えなくてはなりませんが、多数の住戸を預かっているため、設備や内装の仕様は多種多様です。
また、分譲住戸の入居開始前までに賃貸住戸の契約・引っ越しを終えること、1日あたりの引っ越し枠に制限があることも課題となっていました。
三井不動産レジデンシャルリースが提示した対応策
入居者層に合わせた広告施策
まずは、近隣マーケットを分析し、都心で働く人々と近隣エリアからの住み替えを希望する人々を入居希望者に想定しました。都心で働く人々には、三井不動産グループが管理するオフィスビルに設置したデジタルサイネージ広告でアプローチを図りました。近隣エリアに向けては、ららぽーと豊洲等のショッピングモールに移動販売車で出店。物件名入りグッズやチラシを配布したり、営業担当者が物件の紹介をしたりすることで集客を行い、SNSでも反響を呼びました。

仲介会社6社と協働し、各社の強みを活かした集客施策を展開
様々な入居者層に効果的にアプローチできるよう、得意とするエリアや顧客属性が異なる不動産仲介会社6社と協働しています。情報伝達に齟齬が起きないよう、各住戸の設備・仕様データはクラウド上で共有し、重要な点については各仲介会社と個別ミーティングを実施しました。各社が独自でドローン撮影や駅ナカ広告を実施するなど、それぞれが得意な集客・広告施策を取ったことが、幅広い集客につながりました。

「Web内覧」を採用してスムーズな契約を実現
約530戸の住戸には様々なタイプがあり、設備や内装の仕様は多種多様です。分譲住戸入居までの限られた期間内に賃貸住戸の入居を終えるには、内覧前に安心してご契約いただける仕組みが必要でした。
そこで採用することになったのが、360度カメラを利用した「Web内覧」です。全部屋の内観に加えて、共用部やバルコニーからの眺望まで掲載しました。さらに、入居後の暮らしをイメージしていただけるよう、一部の住戸にはバーチャル家具を配置しています。
このように、各部屋をWeb上で体感できるようにしたことで、半数近くが内覧なしでの契約となりました。その後、部屋を実際にご覧いただいた入居者から、「バーチャルはリアルと遜色なかった」とのご意見をいただきました。

物件データ
物件名 | パークタワー勝どきミッド / パークタワー勝どきサウス |
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所在地 | ミッド:東京都中央区勝どき4丁目6番2号 サウス:東京都中央区勝どき4丁目6番1号 |
総戸数 | ミッド:1,121戸(うち当社管理の賃貸戸数:73戸) サウス:1,665戸(うち当社管理の賃貸戸数:456戸) |
竣工 | 2023年8月 |