実績紹介
建物再生
築40年以上のマンションを「リファイニング建築®」で再生。事業収益化に向けて賃貸経営をサポート

築40年を越える、練馬区内の共同住宅。建物の老朽化だけでなく、賃貸経営にも不安を感じていたオーナーが選んだのは、「リファイニング建築※1」を活用した三井不動産グループの「老朽化不動産再生コンサルティングサービス」です。建物を新築同等に再生するだけでなく、事業としての収益化を図り、オーナーの賃貸経営を全面的にサポートしました。
新築同等に再生された賃貸マンションは、コロナ禍後の入居者のニーズを捉えた人気物件となっています。
プロジェクト成功のポイント
- 近隣エリアでの「老朽化不動産再生コンサルティングサービス」の実績と信頼感
- 賃貸総合企画業務でオーナーをサポート
- コロナ禍で変化した入居者のニーズに合わせた商品企画
背景・課題
築年数が経過した共同住宅を再生し、賃貸経営を軌道に乗せたい
1976年に建てられ、40年以上が経過した共同住宅。この土地と建物を先代から受け継いだオーナーは、築年数が経過した物件の賃貸経営について今後を案じていました。また、この建物を壊すことなく、次の代へつなぎたいという想いがありましたが、老朽化で建て替えはやむを得ないと考えていました。
そんなとき税理士に紹介されたのが、リファイニング建築です。この建築手法で再生された近隣のマンションの実績と、当社の賃貸運営のサポートを含む三井不動産グループ「老朽化不動産再生コンサルティングサービス」を知ったオーナーは、このサービスの利用を決意しました。
三井不動産レジデンシャルリースが提示した対応策
「賃貸総合企画業務」で、プランニングの段階からオーナーをサポート
オーナーと当社は、「賃貸総合企画業務※2」の契約を締結。市場を踏まえた入居者の想定、間取りや設備・仕様、賃貸条件など、プランニングの段階からオーナーをサポートしました。建物再生のプロである株式会社青木茂建築工房との定例会には、建築士など有資格者が在籍する技術サポートチームと当社営業担当が参加。当社独自の賃貸住宅の仕様書を参考に、商品企画をオーナーとともに検討しました。

今の入居者のニーズに応える間取り・共用部
リモートワークの普及により、「自室で仕事や作業をする空間がほしい」というご要望が増えています。そこで再生化にあたっては、これまでバルコニーだった一部を居室化し、ワークスペースとして利用できる空間を確保しました。ワークスペースには専用のコンセントやダウンライトを設置して、PCでの作業がしやすいよう配慮しています。
また、非接触タイプのドアノブ、抗菌仕様のエレベーターなど、共用部を非接触や抗菌仕様にしています。
「リファイニング建築」での建物再生と入居者のニーズを反映した間取り、共用部により、外装・内装ともに新築と遜色ない仕上がりとなり、入居者に選んでいただける人気物件となっています。
- リファイニング建築®
株式会社青木茂建築工房独自の建物再生手法です。既存躯体以外はすべて解体し、躯体補修・耐震補強により現行法規のレベルまで耐震性能を向上させるとともに、デザインの転換や設備の刷新を行い、新築同等に再生します。リノベーションとは異なり、建物の長寿命化を図るとともに、竣工後に新たに検査済証を取得することが大きな特徴です。 - 賃貸総合企画業務
住戸プラン・カラースキーム・内装・設備仕様等商品企画のご提案、設計・施工会社との定例会議への出席・アドバイス等を行います。

物件データ
物件名 | ヴァロータ氷川台 |
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所在地 | 東京都練馬区氷川台3丁目27番3号 |
総戸数 | 19戸(賃貸戸数:19戸) |
竣工 | 1976年4月 |