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ニュースリリース

  • 2019年12月16日

    お知らせ
    「リファイニング建築®」を活用した物件の運営管理について

2019年12月16日

三井不動産レジデンシャルリース株式会社

当社は、「リファイニング建築」を活用した物件について、新たに渋谷区、目黒区の2物件で賃貸運営・管理を行いますのでお知らせいたします。

「リファイニング建築」とは、新築工事の70%程度のコストで、居住者の眺望や外観を損なう耐震ブレースを極力使用しない独自の方法で耐震化し、外装・内装・設備等も
新築同等の建物とする建築手法です。三井不動産株式会社と本建築手法を開発した株式会社青木茂建築工房は、「リファイニング建築」を活用した、旧耐震基準(※1)建物等に
おける「老朽化不動産再生コンサルティングサービス」に取り組んでいます。
当社は本事業において、賃貸住宅市場のニーズをとらえた商品企画や事業性能の検証、竣工後には賃貸運営・管理を行っていますが、現在管理している物件(※2)では、
新築に迫る賃料、高稼働が維持されるなど、高い評価をいただいております。

当社は今後も三井不動産グループの一員として、本事業における賃貸不動産の企画・管理・運営を通じ、国、東京都が掲げる耐震化率の目標達成や減災に寄与するとともに、
近年問題視されている空き家問題の解決や、欧米諸国と比較し低い水準にある中古住宅の流通促進など、これまで老朽化した不動産の活用でネックとなっていた様々な社会課題
解決に貢献したいと考えています。

■リファイニング建築の特徴

  • 眺望や外観を損なわない耐震補強

    耐震性能上問題のない壁や設備を撤去し、建物を軽量化、ブレース等によらない独自の補強方法で耐震性能を向上させます。

  • 建替えと比較して低コスト、工期短縮

    既存躯体の約80%を再利用することにより建替えと比較して約70%のコストで設備、内外装を一新。解体と新たな躯体の建築が必要ないため、工期も短縮されます。

  • 検査済証を再取得し法的にも新築同等

    建物本体にかかる規定を全て現行法規に適合させることで、検査済証の取得を実現し、将来的な流動性の確保を行います。特に構造に関しては、補修の過程をすべて記録に
    残す「家歴書(※3)」を作成します。

  • 建築廃材を削減し、環境にやさしい

    既存躯体の再利用により解体工事で発生する廃材が大幅に削減できます。

外観


施工前


施工後

エントランス


施工前


施工後

※1 1981年6月1日以降の建築確認に適用された現行の耐震基準以前のもの

※2 アンソレイユ氷川台
   https://www.mitsui-chintai.co.jp/resident/original/ensoleille_hikawadai/

   パークティアラ北馬込
   https://www.mitsui-chintai.co.jp/rf/tatemono/7712

※3 東京大学生産技術研究所野城智也教授が提唱する建物の履歴書

三井不動産グループ「老朽化不動産再生コンサルティングサービス」の詳細は以下のリンクをご参照ください。
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2019/1129_03/
(当社外サイトに遷移いたします。)

以上

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